小さい子供から大人まで家族で楽しめる!シェーンブルン宮殿の魅力!第3回「こども博物館編」


©copyright Children's Museum Schönbrunn Palace


こどもから大人まで楽しめるシェーンブルン宮殿の魅力…第3回目は「こども博物館編」です。前回の「シェーンブルン動物園」に続いて、子供たちも楽しめるシェーンブルン宮殿敷地内の施設をご紹介いたします!


シェーンブルンこども博物館(Kindermuseum/Children's Museum)
観光ガイドブックにもほとんど紹介されていませんので、あまり知られていない「こども博物館」ですが、実は穴場ともいえる、ウィーンっ子にも人気の是非訪れていただきたい魅力あふれる施設なのです。

《こども博物館へのアクセス》

こども博物館は敷地内のどこにあるのでしょうか。入口はシェーンブルン宮殿を正面から見た右側部分になっています。

地下鉄4番の「Schönbrunn」「Hietzing」駅からシェーンブルン宮殿へのアクセスも一緒に載せておきますね。

こども博物館入口
地下鉄4番(U4)降車駅からこども博物館へのアクセスマップ


《こどもが楽しめる体験型の展示》

博物館内には全部で12の部屋があり、マリア・テレジアが宮殿を住居として使用していた時代の展示が中心になっています。シェーンブルン宮殿の見学は大人には魅力的でも、自由に展示物に触ったりはできず、アクティブで好奇心旺盛のこどもたちにはちょっと退屈なものですよね。

そこは、さすが「こども博物館」!こどもが楽しみながら当時の宮廷生活を感じられるような体験型の展示になっています。マリアテレジアのハプスブルク時代のテーマパークといった感じです。滑り台で他の展示室に移動できたり、お城を積み木で組み立ててみたり、かつらがおいてある部屋では実際にこどもたち自身がヘアアレンジに挑戦できたり、テーブルセッティングを学んだり、当時の衣装を着て写真撮影したりなど、こどもたちの気が向くままに遊び感覚で宮廷時代の文化に触れることができます。

「こども博物館」…確かにこども向けではありますが、大人も充分楽しめます。こども博物館をシェーンブルン宮殿の敷地内のどこかに分けて設置せず、本物の宮殿内に組み入れるところからして、こどもたちにも本物を体験させるというオーストリアの人たちの文化教育への本気度を感じます。そして展示のわかりやすさ。こどもたちにわかりやすい表現で説明が書いてあるので、ドイツ語を学習中の方にも勉強になります。もちろん説明書きを読まなくても絵を多用した説明が多いので、視覚的に理解できますし、何より本物の宮殿内なので、宮廷生活を垣間見た気分になります。

《バースデーパーティーの開催》

こども博物館では、予約制でこどもの誕生日パーティを開催することもできます。

どんな雰囲気かは是非、以下の公式ホームページをご覧ください。
こども博物館での子供たちの誕生日パーティー

さながらハプスブルク時代の王族気分になれそうですね。シェーンブルン宮殿をこんなに身近に感じながら子供時代を過ごせるとはウィーンっ子がうらやましくなります。

《迷路庭園》

こども博物館で宮廷文化に触れた後は、野外でのびのび過ごしたいですね。その時は「迷路庭園」をおすすめします。

シェーンブルン宮殿の迷路庭園は、17世紀末から18世紀にかけて作られ、全長3km(300mではありません!)にも渡る広大な迷路でした。その後、簡素化し一度は消滅したのですが、1998年秋、以前の姿に近い形でまた迷路庭園が復元されました。今では、シェーンブルン宮殿庭園群の中でも人気スポットになっています。

バロック式に庭木を刈り込んだ迷路庭園はなかなかの難関コース。散策ついで…のような軽い気持ちで入ってしまうと抜けられなくなりますので、要注意です。

迷路宮殿について

シェーンブルン宮殿の魅力、第3回は「こども博物館」と「迷路庭園」を紹介させていただきました。小さい子供から大人まで家族で楽しめるので、おすすめです。








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