オペラ&コンサート鑑賞時の服装について


音楽の国オーストリアでのオペラやクラシックコンサート鑑賞のときは、どんな服装をすればいいのかしら・・・?

荷物もなるべく増やしたくない旅行者にとっては、男女を問わず、ちょっとした悩みどころ。
そこで、オーストリアの音楽鑑賞時のスタイルについて、と、鑑賞時の服装を持っていく際にスーツケースの負担にならないヒントを少しお教えします。

ヨーロッパの音楽鑑賞時の服装は、国によって少し傾向が異なります。
お隣ドイツと比較してみましょう。
ドイツ音楽の一等地であるベルリンのオペラ座やベルリンフィルハーモニーなどでも、ドイツでは割りとラフなスタイルの人がいるのに対し、オーストリアの劇場で音楽鑑賞をする場合、もう少しフォーマルなイメージがあります。

カテゴリーが上になるほど、服装のフォーマル度が上がるのは、どのお国柄でも同じです。
世界中に配信される元旦の有名な<ウィーン・ニューイヤーコンサート>では、日本の伝統衣装である着物姿の女性を必ず目にします。日本の美しい着物は、こうしたフォーマルな場で大変好まれ、幕間や休憩中のジャパニーズ・ビューティとして良い話の種になり、同じ日本人として見ていても嬉しくなります。
しかしながら、旅行に着物を持っていくのもなかなか大変。実現するのは難しい。
着物とまではいかなくても、ドレスを用意しても、逆にドレッシー過ぎて浮いてしまうのでは・・・という不安もありますね。

音楽鑑賞時の服装は、どの劇場の公演か、また、どのカテゴリーの席か、によっても異ります。
オーストリアでは、立見席以外のカテゴリーでオペラやコンサートを鑑賞する場合、少なくとも男性はジャケット、女性ならワンピースが好ましいといえます。
(立見席でも、ジーンズ・スニーカーは避けましょう。)

男性でネクタイをしている人は、半々くらいのイメージがありますが、せっかくなのでスーツケースの片隅に忍ばせ持っていき、何公演か観る場合は、TPOに合わせて着用してもいいですね♪
女性は、薄手のワンピースと軽いパンプスが、荷物にならずオススメです。
夏は心配いりませんが、冬はワンピースの下にヒートテックのような下着で防寒対策。

冬の夜、外の寒さは身にしみますが、会場に入ると暖房がしっかり効いていて、何時間も座っているだけでむしろ暑くなってきますので、薄手のワンピースが良いのです。
上着はダウンのような暖かいものでお出掛けください。
会場へ到着したら、上着は必ずクロークに預けます。(席まで持っていくのは、マナー違反)

上着は、必ずクロークに預けるので、ここには気を使わず、旅行中に着用しているものでOKです!


日常生活に常に隣に音楽があるオーストリア♪
地元の人に混ざり、オーストリアの音楽を楽しみましょう♪








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