ウィーンでアンティーク探し


ウィーンの街を歩いているとアンティークショップが多いことに気付かれると思います。ヨーロッパ随一の宮廷文化が花開いたウィーンは貴族も大勢。彼らが所有していた高価な調度品や絵画も、アンティーク市場には出回っているそうです。

ウィーン市内、数あるアンティークショップの中でも、けた違いの規模を誇るのがドロテウム。1707年、高利貸しに喘いでいた民衆を支援する目的で、時の皇帝が設立した質屋が始まりです。当時、ウイーンの街は1683年の第2次オスマン軍ウイーン包囲を打破したものの、ひどい有様だったそうです。皇帝の思惑に反して、質屋に足しげく通ってきたのは民衆ではなく貴族達だったといいます。19世紀末フランツ・ヨゼフ一世の代に宮廷近くのドロテア修道院跡に移転。ドロテウムと名付けられました。オークションを開始したのは20世紀初頭。現在は100人を超える鑑定士を抱え、40部門年間600超のオークションが行われる、中央ヨーロッパ最大のオークションハウスとなっています。

このドロテウム、入場無料で誰でも入ることができます♪ ドロテア宮殿というだけあり、重厚かつ華麗な建物の中、3フロアに渡り数々の品が展示されています。こちら始まりが質屋だったので、現在もその機能が保持されています。また、オークション用ではなく、その場で販売している品もあります。建物1階にインフォメーションの方がいますので、気になる物を見つけたら聞いてみてください。また、3階には併設のカフェがあります。美術品、骨董品鑑賞に疲れたら、ひと休みしてくださいね。

手ごろなアンティークをお求めでしたら、毎週土曜日にナッシュマルクト隣で開かれる青空アンティーク市(蚤の市)はいかがでしょう?400を超える店がお迎えしてます。素敵な宝飾品からガラクタ?までぶらぶら散歩するだけでも楽しいと思います♬私はトルコ石をあしらったちょっと洒落たネックレスと可愛い人形を買ったことがあります。

ドロテウム公式HP 英語版 
ドロテウム Palais Dorotheum Dorotheergasse 17
蚤の市最寄りはU4のKettenbruckengasse



Kettenbruckengasse駅を降りると見えるマジョリカハウス










オーストリアエクスプレス
オーストリアエクスプレス

  • ウイーン
  • ドロテウム
  • アンティーク
  • 骨董品
  • ナッシュマルクト
  • 蚤の市